ロンドンMCMコミコン MCM Comic Con London 2022 Autumn

日本でコミコンが開催されなくなり、3年近い空白期間ができてしまいました。東京コミコンが開かれることになりましたが、マスク必須で楽しめなさそうなため、見送りです。

一方で海外は1年以上先に正常化が進み、多くの国が国境を開いて行きやすくなったこともあり、本来なら2020年に予定していたロンドン行きを決行、最大規模のひとつであるMCMコミコンに参加することにしました。ニューヨークコミコンと同じ運営です。ゲスト目当てとかはなく、あの空気を味わって普通にコスプレしたいという理由でした。

事前準備

チケットはネットで購入、通しのチケットは1ヶ月前くらいに売り切れてしまい、当日券がないこともあるようですので、事前購入をおすすめします。

飛行機はヨーロッパ行きが半端なく高騰していましたが、LCC(ローコストキャリア)のScootでシンガポールからアテネ行きに乗り、LCCでイギリスに向かうルートにしたところ、何とか2019年以前のピークシーズン弱程度の価格におさまりました。

会場はExcel London、中心地より東の方にあります。周辺のホテルは数が限られている上に高騰しているため、電車で1駅の(はず)のWoolwich駅の近くの民泊(といっても個人経営のゲストハウス)に宿を取りました。しかし、後で問題が起こるのでした……

ロンドンへ

季節の関係で先に乗り継ぎ地のギリシャとイギリスを旅行し、最後にコミコンに参加するという旅程にしました。前々日にロンドン入りです。

1駅のはずだったのが、あろうことか、週末は工事のため運休するとかで迂回を余儀なくされ、さらに乗り継ぎも悪く、30分~1時間かかりました。日本ではまずありえませんが、海外ではこんなことで腹を立てては生きていけません。とはいえ同じ駅で乗り降りするコスプレしたお仲間も見かけ、コミコン列車状態で楽しかったです。前日チケット引き換えがないのが不安でしたが当日でもスムーズでした。

そして入場!あの独特の空気の中に帰って来ました。思わず声を上げてしまったところ、隣の女性に「興奮してるね!」と言われてしまいました。しないわけがありません。

早速、アイアンマン前で記念撮影。

展示いろいろ

全体的にはマルチジャンルコンベンションといった感じで、アメコミや洋画だけでなく、ゲームや日本アニメも幅広く扱うオタクの祭典のような感じでした。

映画「ダンジョンズアンドドラゴンズ」の展示もありました。パネルに参加して一部の映像を観ることもできました。なんとアベンジャーズのスタッフが参加しているようです。

LARP(実際に身体を動かすリアルRPG)の団体の展示。創作ファンタジーやスチームパンク系の衣装小道具の店もあります。

フードコート

フードコートは充実していて、各国料理が揃っています。土曜日の昼はものすごい行列なので、時間をずらした方が良いと思いました。

中華丼やカレーなど、ご飯ものが恋しかったのでありがたかったです。

日本関係のコンテンツ

日本びいきというか、日本関係の展示が非常に多くなっています。日本のアニソンのオーケストラ演奏に始まって……

日本語教室、折り紙体験会があります。

日本の食器の販売まで。

実はフード関係で一番人気で出店が多かったのも日本食です。たこ焼き、焼きそば、餃子、コロッケの店。

味は日本と同じですが、天ぷらや唐揚げにポテトという変わった組み合わせもあったりします。

ここでは日本語ができることがオタクのステータスになっていて、オタクにとっては日本は聖地という感じがしました。

コスプレ

ロンドンのコミコンはコスプレ率は高く、来場者の4人に1人くらいです。気軽な衣装の多いアメリカに比較して、手の込んだ衣装で参加する人が多いと感じました。会場内には「コスプレセントラル」があり、コスプレ関係のステージや展示が集まっています。

コスプレ集合とかないのかなと思っていたら、会場を出た広場に集まっていて、ちょうどMARVELキャラが集合していました。

MARVEL関係ではロキとスカーレットウィッチが多かったです。

ヘイムダル発見!日本ではなかなか見かけないキャラに会えるのも嬉しいです。

コスプレステージも多く、いくつか種類があり、参加のハードルも低いです。カジュアルステージは当日受付で気軽に参加できます。

一番高クオリティが要求されるチャンピオンシップは、自作衣装限定で寸劇が展開されるなど、演技やパフォーマンスも重視されている印象です。マスカレードはその中間という印象がありました。

宴の終わり

ロンドンのコミコンは良い意味で落ち着ける場所でした。円安物価高騰の影響で貧乏になってしまったため、次はいつ行けるか分かりませんが、またいつか参加できる日が来ることを祈っています。

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